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目には目を?? [生活]

心配してくれている皆々様、
私達は変わらず元気に暮らしております。
家から一歩も外に出られないとか、
外で日本語を話すと怖い思いをするとか
そういうことは一切ないので、安心してくださいね。

ただ、問題が長期化していることで、
ぼちぼちと影響が出始めているのも事実です。

夫の大学で今月30日に行われるはずだった
国際文化祭が、急遽延期となりました。
人が大勢集まる機会を与えることで、
また騒ぎが起きてしまうのを避けるためだと思います。
これ以上騒ぎを起こして事態を悪化させたくないと
中国政府が考えている表れかもしれません。

日本の外務大臣との対談で、
「悪いことはしていない」と主張した中国側ですが、
これは「面子」を重んじる中国らしい発言であり、
中国国内を意識した結果であって、
本当に全く悪くないと考えているとは思えません。

ところが、発言を真に受けて、
「中国は悪いことをしたのに謝らない」と
怒りを爆発させる日本を見ると、
アレ?どこかのデモ隊と同じこと言ってないか?と思えてきます。

暴力はいけない!と謝罪を求めているはずの日本が、
在日中国機関・中国人に危害を加えているそうです。
もちろん、一部の日本人がやっているということはわかっています。

ただ、私達の気持ちのどこかに
中国にされたんだから、
やりかえすのは仕方がないというのがありませんか?
自分たちは悪いと知っているからやらないけど、
他の一部の人がやるのは仕方ないかなと。
正直いうと、私にはありました。

でも、こういう‘目には目を’という発想はとても危険だと思います。

何の解決にもならないし、余計事態を悪化させることになるだけでしょう。
中国の反日行動を止めたいと思うなら、
その前に自分の国の過激な行動を恥じるべきではないでしょうか?
決して容認してはいけないと思います。

2,3日前に中国人の友人からメールが届きました。
彼は日本研修が中止になった(4月9日の日記参照)Kさんで、
中国の某省に勤める公務員です。

(原文)「最近還好ma3?請注意安全,多保重。
現在北京反日情緒很大,有的針対留学生,
我認為zhe4是不正确的,所以你要当心。相信很快会好起来的。」

(訳)「元気に過ごしていますか?今、北京で反日感情が高まっていて、
時にはその矛先が留学生に向けられることもあります。
私自身、これは間違っていると思います。だから、安全には十分注意してください。
状況はすぐにきっと良くなりますから!」

彼の仕事上の立場を考えると、うちの夫のことを知っているだけに
発言しにくい問題だと思うんですが、
そんな中、私たちを気遣ってくれる優しい言葉に胸が熱くなりました。

私が今、心配しているのは、日本での報道が
必要以上に中国や中国人に対する恐怖感や嫌悪感を植えつけてしまうことです。

中国と日本は仲良くしたいし、できる間柄だと私は思っています。
実際に暮らしてみると、同じアジア人だなぁ、共通点多いなぁと実感します。
わざわざ、お互いの嫌なところを見つけて喧嘩することない。
敵対するより、手をとって協力し合あう方が自然な流れだと思います。

皆さんはどう考えますか?


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